マッチングアプリで見分けたい悪質ユーザーの特徴と対策
近年、マッチングアプリは出会いの場として広く普及していますが、同時に悪質なユーザーも増加しています。安全に利用するためには、怪しいユーザーの特徴を知り、適切に対応することが重要です。この記事では、マッチングアプリで警戒すべき悪質ユーザーの見分け方と対策について解説します。
プロフィールから見える警戒サイン
マッチングアプリでは、プロフィールが第一印象となります。以下のような特徴があるプロフィールには注意が必要です。
- 不自然に魅力的なプロフィール写真
- 「プロフィール画像が異常にかっこいい、きれい」と感じる場合は警戒しましょう。もちろん、実際に魅力的な外見の方もいますが、悪質ユーザーは人目を引くために以下のような手法を使うことがあります。
- モデルや有名人の写真の無断使用
- AIで生成した架空の人物画像の使用
- 過度に加工された写真
- 非現実的な収入や職業
- 「年収が異常に高い」というプロフィールも要注意です。実際に高収入の方も利用していますが、悪質ユーザーは以下のような特徴があります。
- 年齢と見合わない高収入(例:20代前半で年収2000万円以上)
- 具体的な企業名や役職を曖昧にしている
- 高級志向をアピールしすぎる(高級車、高級時計、高級旅行の話題が多い)
- 違和感のある日本語表現
- 「プロフィール文面の日本語が少しおかしい」場合も注意が必要です。これは以下のような特徴として現れます。
- 文法的な誤りが多い
- 日本語としては不自然な表現が使われている
- 機械翻訳のような硬い表現が混じっている
メッセージのやり取りで見える警戒サイン

マッチングした後のメッセージのやり取りでも、悪質ユーザーの特徴が現れることがあります。
- 不自然な日本語
- 「メッセージ文の日本語がおかしい」場合は、プロフィールと同様に警戒サインです。自動翻訳ツールを使用している可能性があります。特に以下のようなケースに注意しましょう。
- 質問に対する回答が噛み合わない
- 日本語の慣用表現に対する反応が不自然
- 同じフレーズを何度も繰り返す
- 外部ツールへの誘導
- 「すぐにLINEなどの外部ツールへ誘導する」行為は最も警戒すべき特徴の一つです。これには以下のような理由があります。
- マッチングアプリ内のメッセージはモニタリングされており、不審な活動があれば運営に通報できる
- 外部ツールに移行すると、アプリの保護機能が働かなくなる
- ブロックされても別アカウントから連絡が可能になる
- 実際に会うことへの抵抗
- 「会うことに抵抗を示す」相手も不審です。マッチングアプリの本来の目的は実際に出会うことですから、常に理由をつけて会うことを先延ばしにする相手には注意が必要です。
- 「忙しい」「体調不良」などの理由が続く
- 具体的な日時を決めようとすると話題をそらす
- 会う約束をしても直前にキャンセルを繰り返す
- 投資や金銭の話題
- 「投資などの儲け話をしてくる」「金銭を要求してくる」相手は、ほぼ間違いなく悪質ユーザーです。以下のような話題には特に注意してください。
- 暗号通貨や株式の「確実に儲かる」投資話
- FXやバイナリーオプションなどの取引の勧誘
- 「会うための交通費」などの名目での金銭要求
- 「病気の治療費」「事故の補償」などの同情を誘う金銭要求
身を守るための具体的な対策

悪質ユーザーから身を守るためには、以下の対策が効果的です。
- 個人情報の開示に慎重になる
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- 本名、住所、勤務先などの個人情報はすぐに教えない
- SNSアカウントの安易な共有を避ける
- 銀行口座情報や身分証明書の写真は絶対に送らない
- 信頼関係を慎重に構築する
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- 焦らずにアプリ内でのやり取りを続ける
- ビデオ通話で相手の素性を確認することも一つの手段
- 最初の対面は昼間の人目につく場所で行う
- 違和感を感じたら早めに対応する
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- おかしいと感じたらすぐにやり取りを中止する
- アプリの通報機能を利用して運営に報告する
- 金銭的な被害に遭った場合は警察に相談する
まとめ
マッチングアプリは素晴らしい出会いの場ですが、各アプリとも悪質ユーザーの排除の努力は行っているものの、それでも入り込んでくる悪質なユーザーが存在することを忘れないでください。不自然に魅力的なプロフィール写真、高すぎる年収、おかしな日本語表現などは警戒サインです。また、外部ツールへの早期誘導、会うことへの抵抗、投資や金銭の要求なども危険な兆候です。
健全な関係は相互の信頼と尊重の上に成り立ちます。焦らず、自分の直感を信じ、少しでも違和感を感じたら立ち止まって考えることが大切です。安全に配慮しながら、マッチングアプリでの素敵な出会いを見つけてください。